最近、自動車に対する新たな税「走行距離課税」なるものが物議を醸しているようです。
これは、10月20日の参議院予算委員会での鈴木財務大臣の発言が発端で、その後10月26日の政府税制調査会の中で議題に取り上げられたようです。
今回こういった動きになったのには、最近の自動車の性能の向上によるガソリン消費の減少やガソリンを使わない電気自動車の増加によりいわゆるガソリン税の徴収額が減ったことがあったようです。
しかし、これらをめぐって多方面から反発が起きているようです。
与党自民党の三原じゅん子議員はTwitterで「これは国民の理解を得られないだろう」と発言。
さらに自動車生産企業で構成する日本自動車工業会からも「課税には断固反対」だとしています。
一般国民の間でもtwitterなどのSNSでもやはり反対の声が多いようですね。
賛成の声もありますが、それでも自動車に関する税金を一本化するべきだとする条件付きの意見もあるようです。
反対派の声で主な理由の一つに日常生活に車が欠かせない地方の人々や物流業者に多く税金が取られるのではないかという懸念があるようです。
こうした中で岸田総理は今月25日の衆議院予算委員会の中で立憲民主党の泉健太代表が走行距離課税について質問したことについて「具体的な検討はしていないと」答えたといいます。
本当なのか?
なんかZ省が名称を変えたり工夫をして、とにかく税金の収入源を探っているように見えますがどうなることやら。
参考記事:
・EVに対する走行距離課税は「一つの考え方」=鈴木財務相(ロイター 2022/10/20)
https://jp.reuters.com/article/ev-tax-idJPKBN2RF0KY
・三原じゅん子氏「理解得られない」走行距離課税…地方在住者からも“怒りの声”(テレ朝NEWS 2022/11/4)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000274439.html
・「てっとり早く取れるところから取る・・・ではなく」走行距離税への自工会反論がごもっともすぎた(ベストカーWEB)
https://bestcarweb.jp/money-insurance/tax/551224
・【速報】岸田首相 走行距離課税は「具体的な検討していない」(Yahooニュース/FNNプライムオンライン 2022/11/25)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3bdbdb2ad695e2768867eb168270798c7dfdc0f